ローンを組んでいる場合は、毎月決まった日にローンの返済日がやってきます。引き落とし口座にお金が入っていれば、問題なく引き落としがかかりローンに返済されますが、残高が不足してしまうと引き落としがかからずにローン返済が遅延してしまいます。
ローン返済が遅延してしまうとどうなってしまうのでしょうか?また遅延損害金が発生しますがどのような計算でいくら位になるのでしょうか?
目次
ローン返済を遅延するとどうなるの?(初期段階)
毎月のローンの返済日に、引き落とし口座の中に返済額以上のお金が入っていないと、ローン返済が遅延してしまいます。もし口座に残高が入っていないことに気が付き、ローンの返済日当日にお金を口座の中に入れれば、再度引き落としがかかり、ローン返済がされます。
返済日を過ぎると、1日ごとに遅延損害金が発生して返済額だけでは引き落としがかからずに遅延損害金を加えた金額を入金しないと引き落としがかかりません。
金融機関側の対応としては、ローン返済が遅延している方々のリストが出力され督促の電話連絡を入れます。遅延が発生して1~2週間位までの初期段階では金融機関のコールセンターで連絡を入れていきます。
単純に口座へお金を入金することを忘れていた場合や、次の給料日でお金が入ったらローン返済ができるなど、返済のめどがたっている場合は、入金日の約束をしてローン遅延者を管理しているシステムへ登録します。
もし遅延している方と連絡がつかなかったり、お金が無くて返済が困難である場合など遅延が長期化する場合は、融資を行った支店や本部の審査部など延滞対応をする部署での対応に代わります。
支店での対応になった後も継続して自宅や携帯、勤務先に電話での督促を行ったり、督促状を送付して早めに入金をするように連絡をとります。入金するまでに日数がかかると遅延損害金がかかります。
中長期の延滞に関しては↓↓
ローン返済が遅れてしまった。遅延損害金ってどのくらいかかるの?計算方法は?
ローン返済が遅れてしまうと遅延損害金がかかりますが、その利率がとても高く設定されています。遅延損害金の上限利率は20%になっていることから、15%から20%程に設定されています。
遅延損害金の計算方法は、借入残高×遅延損害利率÷365日×遅延日数になります。
仮に50万円の残高があり、遅延損害利率が15%、遅延日数が15日の場合は、50万円×15%÷365日×15日で3,082円が遅延損害金になります。15日間で3,000円以上の金額になるので、結構高い金額になります。
通常の返済金と遅延損害金を合算した金額を口座へ入金しないと延滞は解消されません。従って、通常の返済金が15,000円だとすると3,082円を合算した18,082円を入金しないといけなくなってしまいました。
しかも、また15日後には次の返済日がきてしまいますので、その返済に関しても遅れないように入金しておかないといけません。
ローンの延滞者とはどういう話しをするの?
遅延が長引いている場合は、融資を行った支店で対応をすることになり、いつ入金できるか?を確認して管理をしていきます。電話に出ない場合は、何度も電話をすることに加えて、留守番電話にメッセージを入れたり督促状を送ったりします。
結構しつこく督促を行うのは、督促をしっかりと行わないと保証会社から保証を受けられなくなることがあるからです。
連絡が付かなかったローン延滞をしている方とやっと連絡がつき話しができると、まずは延滞している理由を確認します。入金することを忘れていたのか、返済するお金が無くて支払えないのか確認します。お金が無くて支払えない場合は、なぜお金が無いのかを確認します。
話しを聞くと、病気で入院してしまったや、交通事故にあってしまい支払うことができなかったや、サイフを盗まれた、仕事を辞めてしまったなどいろいろな理由がでてきます。
理由が本当かどうかは怪しいですが、入金できる日程を確認し管理を行っていきます。病気で入院している場合は、給料や傷病手当がでているのか、退院して仕事に復帰するのはいつかを確認します。
もし仕事を辞めてしまったという場合は、退職金がでるのかどうかを確認して出るようであれば、一括での返済を依頼します。
退職金が出ないようであれば、今後の就職の目途が立っているのかを確認すると共に、現在発生している延滞の解消と今後どのように返済をしていくのかを聴取します。
来月から仕事を始めるだとか、アルバイトに出る、妻に内緒で返済していたが無理になってしまったので妻と相談して妻のパート代から支払うだとか、中には親の年金で返済をしていきますという方もいました。
ローン返済が遅れてしまってた!(初期段階)のまとめ
ローン返済が遅れてしまうと督促の電話がかかってきたり、督促状が自宅に送られてきたりします。なるべく早くに遅延しているローンの返済を解消しないと、遅延損害金が発生してしまい負担が増加してしまいます。
もしローン返済が遅れてしまっても、早い段階で金融機関と話しをして入金約束をして、その約束通りに入金を行えば大きな問題にはなりません。
しかし問題になるのが、ローンの延滞が解消できずに長期化してしまったり、全く連絡が取れなかったりして、返済する意思があるのかの意思表示の確認がとれない場合です。電話に全く出ない場合や延滞が更に長期化した場合については、またブログで記載していく予定です。
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