自動車ローンの借り換えを検討しているが、注意事項としてどのようなことがあるのでしょうか?後でそんなこと知らなかった…ということにならないように、事前に確認しておきましょう。
目次
自動車ローン借り換えの注意事項とは?
自動車ローン借り換えの流れはこちらをご覧ください↓↓
自動車ローン借り換えの主な注意事項として2つあります。
①返済額が上がってしまう
②借り換えをした後に名義変更の手続きをしないといけない
順番に確認していきましょう。
自動車ローン借り換えの注意事項①返済額が上がってしまう
自動車ローンの借り換えをする時に、元のローンが残高設定型ローン(残クレ)の場合は、返済額が上がる可能性があります。
残価設定型ローンの場合は、自動車価格のうち、あらかじめ下取り価格(残価)を除いた金額でローンを組むことができます。
仮に自動車価格が300万円で下取り価格が100万円の場合は、残価100万円を除いた200万円のローンを組むことができます。
※正確には、200万円の元利金と残価100万円の利息分の支払いとなります。
残価設定ローンの返済額は、200万円と残価100万円の利息分なので、300万円のローンを組むよりも月々の返済額を下げることができます。
金利3.5%、期間5年の場合の毎月の返済額は、39,910円になります。
しかし借り換えの場合は、300万円で借り換えを行うので、金利が下がったとしても返済額が上がってしまう可能性があります。
金利3%、期間5年の場合の毎月の返済額は、53,906円となり、月々の支払いが14,000円ほど上がってしまいます。
返済額を上げたくない場合は、かなり返済期間を伸ばすことになるので、期間が伸びる程利息支払いも増えるので注意が必要になります。
返済期間を7年間にすると月々の支払い額は、39,639円となりほぼ同じ位の返済額となります。
自動車ローン借り換えの注意事項②借り換え後に名義変更手続きが必要
主にディーラーでローンを組んだ場合ですが、実は自動車を購入しても、ローンの支払いが完了するまでは、所有権はディーラーのままになっています。
ちょっと驚きですが、自動車の車検証を見てみると、所有者はディーラーや販売会社、〇〇ファイナンスなどディーラー関連のローン会社となっていて、使用者に自分の名前が載っていることに気が付きます。
これは、所有権留保という状態になっていて、所有権はディーラーのままで自動車を担保にお金を借りています。つまり借りているローンを完済しないと正式に所有権を自分に移すことはできません。
自動車を購入しても所有権は、ディーラーにあるので、勝手に廃車にしたり売却したりすることはできません。あくまで使用者になるので、ディーラーから自動車を借りて使用する権利がる方という状態になっています。
自動車ローンの借り換えをすると所有権の名義変更ができるようになる!!
ディーラーなどのローンから銀行などの金融機関の自動車ローンに借り換えを行うと、ディーラーのローンは完済されることから、所有権留保を解除することができます。
つまり所有者がディーラーだったものを、自分自身に所有者の名義を変えることができるようになります。
ディーラーや元の借り入れ先のローン会社に連絡をいれると、名義変更の手続き方法を案内してくれます。
名義変更を行う方法として、1.ディーラーなどに依頼する方法と2.自分で手続きする方法の2つがあります。
1.のディーラーなどに依頼する方法だと、ラクに手続きできますが、手数料がかかります。手続き方法はディーラーなどに確認してください。
一般的には、連絡を入れた後に書類が郵送で届き、車検証の写し、印鑑証明書、自動車税納税証明書を添付して返送すると手続きをしてくれます。
2.の自分で手続きする方法だと陸運局で手続きをしなかればならないなど、少々面倒になりますが、費用を抑えることができます。
名義変更(所有権解除)の一般的な必要書類(自分で手続きする場合)
名義変更(所有権解除)するのに必要になる書類は一般的に以下の通りです。
所有者(ディーラーなど)が用意するもの
①所有者(ディーラーなど)の印鑑証明書
②譲渡証明書
③委任状
本人が用意するもの
①印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
②車検証
③自動車税納税証明書
④実印
⑤申請書(陸運局で入手できます。)
⑥手数料納付書(陸運局で入手できます。)
書類が揃ったら管轄の陸運局へ行き名義変更の手続きを行います。不足書類がないか陸運局に行く前に確認してから行くとスムーズに手続きを行えます。
名義変更(所有権解除)にかかる費用の目安
名義変更にかかる費用は、自分で手続きを行う場合で1,500円くらい、ディーラーなどに依頼する場合は、それぞれの会社で異なりますが10,000位が多いです。費用と手間を天秤にかけて、自分に合った方法で手続きを行うようにしましょう。
ディーラーの中には、サービスとして手続きを行い、手数料を取らないところも中にはありますので確認してみましょう。
名義変更(所有権解除)のまとめ
ディーラーのローンを完済すると、元々ディーラーなどの所有者になっていたものが、自分名義に変更することができます。気持ちの問題ですが、せっかく購入したのに、所有権が自分にないのはなんとなくいやですよね。
自動車ローンの借り換えを行った後は、名義変更(所有権解除)の手続きをするように注意しましょう。
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