土地や建物といった不動産の価格は売りに出されている金額から、値引き交渉次第で金額が変わります。不動産は、大きな金額の買い物であるからこそ、安く購入することができると、経済的に大きいですよね。
反対に値引きすることができることが知らずに、交渉もせずにそのまま購入してしまう方も結構多くいるようです。大きな金額であることから、値引きの効果も大きくうまくいくと車一台分が購入できる位の金額の値引きに成功することもあります。
目次
えっ!!不動産って値引きができるの?
土地や建物といった不動産は、不動産屋にいって物件の紹介を受けて契約を結びますが基本的に不動産屋はその不動産の所有者ではありません。
不動産屋は、「売りたい」と考えている所有者の間に入って、「買いたい」と考えている人へ紹介をして契約することで手数料をもらうという仕事になります。
従って不動産の売り出されている価格は、「売りたい」と考えている不動産の所有者(売主)が売りたいと考えている金額であったり、不動産屋から査定金額の提示を受け、相談して決めた金額になっていています。
従って決まった価格というものはなく、元の価格よりも安い金額であっても売主からの了承が得られれば売買が成立します。つまり買いたいと考えている方(買主)が値引きを要求して売主側の了解が得られれば、元々の売り出し価格よりも安く購入することができます。
不動産の値引きしやすい物件について紹介してます。まだ読んでいない方はこちらから↓↓
売主の売却理由による指値交渉について紹介しています。
不動産の値引き(指値)とは?
株の取引でも指値という言葉を使いますが、不動産の指値とは、不動産の購入希望者が購入申込(買付)を入れる時に売主側に提出する購入希望金額のことです。
簡単に言うと指値とは、買いたい金額を売主に伝えることで、値引き交渉を行うことです。
ただ購入する気がないのに、値引きの話しをしても相手にされません。もし売主に値引き金額の了承を得られたとしても、買主側に購入する意思が無ければ話がまとまらず無駄になってしまうからです。
あくまで、買主側が指値を入れるタイミングは、購入申込(買付)を入れる時になります。もし価格以外にも希望の条件がある場合には、その条件も含めて交渉をします。
例えば、室内や敷地内に荷物がおいてある場合は撤去をしてもらうだとか、壊れている個所があれば直してもらうといった条件を加えて引き渡しまでに対応してもらうといった条件付けを行うこともできます。
不動産の指値交渉の入れ方とは?値下げ交渉例!!
不動産の見学をして物件が気に入り、具体的に購入についての意思が固まったタイミングで購入申込をする際に購入希望金額として指値を入れます。ただやみくもに値下げをしてくれと言っても受け入れられませんので、指値の根拠を伝えることで通りやすくなります。
不動産の指値交渉例!物件のマイナス面を指摘する!
一般的に多い例として、その不動産のマイナス面を伝えてその分を値引きしてもらうという手法です。例えば土地に古家が建っていれば解体する費用がかかることから、解体費用分を値引いてもらいたいだとか、建物の外壁塗装が劣化していて今後塗り替えが必要になることから、外壁塗装に必要となる費用分値下げしてもらいたいだとか、購入後に室内のリフォームが必要になることからリフォーム代を購入価格から引いてもらいたいといったものです。
不動産の指値交渉例!買主側の予算面で交渉する!
他にも買主側の金銭面での交渉をするケースがもあります。例えば、「物件自体はとても気に入ったが、ローンの審査が〇〇〇〇万円までしか通らない。どうしても欲しいので値引きをして欲しい」だとか、「元々の予算を〇〇〇〇万円で組んでいるため、予算オーバーになってしまう。今後子供の学費もかかってくることから〇〇〇〇万円までしか出せないので、なんとか値引きをしてもらいたい」などです。
売主側としてもやっと見つかった購入希望者であれば、〇〇〇〇万円であれば融資も通っていることから売却することができるので了承してくれる可能性もあります。
不動産の指値交渉例!近隣の取引事例を基に交渉する!
近隣の別の物件の取引事例を根拠に価格を交渉することもできます。以前この近くの同じような物件での取引事例は〇〇〇〇万円であったことから、その金額がこの辺りの相場の価格であるので〇〇〇〇万円にして欲しいといったものです。
不動産には、いくつかの価格を決める方法があり、取引事例の比較から購入希望価格を提示する方法になります。インターネットで近隣の取引事例を調べることができるので、事前に確認して相場観を養っておくことが大切です。
不動産の値引き(指値)とは?不動産の指値交渉例!のまとめ
これらは、一般的な例ですのでよく使われることがあります。しかし売主の中には、不動産のマイナス面に関しては当然考慮に入れたうえで金額を決定しているだとか、予算に合わないのであれば別の予算に合う物件を買えばいいではないかなど、指値による価格交渉を受け入れてくれない場合もあります。
また希望金額まで届かなくても○○○○万円だったら売却するということで、売主側の最低限の売却希望金額に押し戻されることもあります。
買主側もその金額でもよければ、売買が成立しますので希望金額まで届かなくても当初の金額からの値引きには成功します。
交渉しないと金額は下がりませんし、売主側も値引きされることを考慮して金額を上乗せしている場合もありますので、不動産を購入する際にはなるべく指値を入れて価格交渉する方がいいです。
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