不動産は大きな金額の買い物なので安く買うことができるととてもお得になります。不動産の価格は交渉次第で値引きしてもらえることもあります。
不動産の値引きが成功すると購入金額を下げることができるので、ローンの借り入れ金額を減らすことができたり、新しい家具や家電、車を購入する資金の一部に加えたりすることもできるかもしれませんね。
不動産の金額自体が大きいので何十万、何百万と金額が変わってくることはたくさんあるので、不動産を今後購入する予定のある方は、お得に不動産が購入できるように値引き交渉のコツを紹介していきます。
値引き(指値)例については、こちらを確認してください↓↓
売主の売却理由による指値交渉について紹介しています。↓↓
目次
不動産値下げ交渉術!値引きがしやすい物件とは?
不動産の中にも指値の交渉がしやすい物件としやすい物件があります。指値がしやすい物件にはどのようなものがあるのでしょうか?
値引きがしやすい物件①長期間売れ残っている物件
指値がしやすい物件として長期間売れ残っている物件があります。不動産屋に売却の依頼をしたにも関わらず、長期間売れないと売主も不動産屋もとても弱気になっています。不動産屋も物件の価格を査定して売主に提示している場合は、立場がないので弱気になっています。
その物件が売れない理由として価格が高いのか、物件に魅力がないのか原因を追究して、逆に魅力的になるような価格を考慮して指値するといいです。売れ残っているので思い切った金額で打診をしてみるとすんなりと通る可能性もありますし、一旦は断られたとしても後で忘れた頃に「以前の金額で良いので買いませんか?」と戻ってくることもあります。
この場合、売主も相当売りたがっている状態にあり、更に資金が必要になっていると思われるので、その際は再度時間も経過しているので値引き交渉を入れて、下がればラッキー下がらなければ以前の金額で購入することで、価格的に魅力のある物件を手に入れることができます。
売れ残り物件には思い切った指値をしてみましょう。買えなくても売れないので、そのうち値段が下がる可能性もありますので、長い目で見て交渉していきましょう。
値引きがしやすい物件②売主が相続で取得した物件
売主側が相続で手に入れた物件の場合は、管理をわずらわしく考えていてさっさと現金化してしまいたいと考えている場合があります。相続で取得していることから、自分ではお金を払っていないので、価格に対してはあまりシビアではなく値引き交渉にもすんなりと応じてくれる場合もあります。
謄本を見ることで相続で取得していることがわかりますが、相続人が遠方に住んでいる場合や、相続で取得してからしばらく期間が経過している場合などは狙い目です。遠方に住んでいる場合は、行くだけでもお金がかかりますしそのエリアの相場もわかりません。
以前、遠方の相続人が不動産屋に依頼をかけて戸建が売りに出されましたが、明らかに値付け間違いで相場よりもかなり安かったです。
その理由が、売主が遠方であるため現地に行かずにインターネットで調べた不動産屋に売却の依頼をしましたが、実は売りたい物件がある場所と不動産屋のある場所は地名は似ているのですが、全然違う場所でした。
その不動産屋もなんとなく地元であればこの位かなという金額で出してしまったのですが、相場とは大幅に違っていました。早速連絡を入れてアポイントを取り現地の見学をしたのですが、不動産屋からも高速で2時間位かかるということで今日中に決めたいということでした。
相場よりも安いのですが、更に値引き交渉をして軽自動車が買える分位は値引きしてもらい無事に契約することができました。
他にも空家になっていて固定資産税の支払いがもったいないことや、マンションであれば管理費・修繕積立金の支払いがつらいこと、アパートであれば空室だらけになったわりにメンテナンス費用も沢山かかり負担になってしまっているので売りたいなど、さっさと手放したいと考えている場合は、指値が通りやすいです。
こういった場合は、今後保有しているだけで修繕費用などが多額にかかってくるから余り欲しくないような素振りをしながら、これまでのメンテナンスの履歴を不動産屋にしていきます。
雨漏り対策はしているのか?シロアリ対策は?給排水設備は交換したのか?など修繕履歴を聞いていきます。通常は何もやってない(やっていない部分を聞いている)ケースが多いので、今後も費用がかかることを伝えて不安にさせたうえで、値引き交渉をするといいです。
大幅な値引きをしてくれた場合でも、売主側としては物件を所有していること自体を面倒に思っていて手放したいので、買ってくれたことに対して感謝をしてくれたりとwin-winの関係で契約になるケースが多い印象です。
値引きがしやすい物件③残置物のある物件
戸建てやアパートなど中古の不動産を見学する際に、前の所有者や居住者の荷物が沢山置いてある場合があります。
不動産の値引き交渉を成功させるコツとして、売主側のメリットにつながることがあればその提案をすることで指値交渉が成功しやすくなります。売主側はなるべく面倒なことはやりたくないと考えている場合が多いです。
例えば、敷地内や室内に家具、家電やゴミなどの残置物がある場合があります。売主側は引き渡しまでに綺麗にしておくといっておりますが、不動産屋に依頼するとしても立ち合いを行う必要があったりと、正直めんどくさいと考えています。
逆にこちらから残置物はそのままでいいので、安くしてくれというと指値が通りやすくなります。荷物はそのままでいいので、50万円分や100万円など大幅に値引きしてもらうといったものです。
実際に処分する費用は自分で処分していけばあまり費用は掛かりません。(かなり根性はいりますが。。)業者に頼んでも10万円もかからないケースもあります。また残置物の中からお宝がでてくるケースもあります。
シン・ブログは残置物のなかから、現金が3万円と金の指輪とプラチナの指輪で2万円になったこともあります。親しい不動産投資家の体験談では金のアクセサリーやブランド品のカバンが多数出てきて不動産の購入金額以上になったという強者もいます。
不動産の購入希望を出す際に、値引き交渉をして、とてもお得に不動産を取得することができる場合があります。
シン・ブログも自宅や不動産投資で戸建てやアパートを購入する際には値引き交渉をしていて、総額で2,000万円程の値引きに成功しております。
また値引きではないですが、元々の売り出し価格よりも大幅に値段を下げたところで購入した物件などもありますので、おって事例の紹介をしていきます。
不動産の買付を入れる際には、極力指値をいれて値引きをした方が何百万円もお得になる場合がありますので、積極的に指値による値引き交渉を行っていきましょう。
値引きがしやすい物件④マイナスポイントのある物件
物件にマイナスポイントがある物件は指値交渉がしやすくなります。例えばリフォームが必要であったり、駅からの距離が遠い、築年数が古いなどマイナスポイントは探せば見つかります。
リフォームが必要な場合もなるべく大げさにかかる費用を上乗せして交渉した方がいいです。例えば床や壁紙の張り替えする場合は、下地の補修も必要なのではないか、キッチンやお風呂が古い場合は、交換に物凄く費用がかかることから多目の金額で交渉します。
一般的に100万円位かかりそうなところを、200万円はかかるだろうと伝えて値引きをしてもらう方法です。値引きしてもらっても実際にはあまり費用をかけずにリフォームするようにするとメリットが大きくなります。
また雨漏りがある物件や雨漏りのあった形跡のある物件は大幅な指値をします。雨漏りの修理には大きな金額がかかることや水に濡れた下地を交換する必要があることを伝えて値引きの交渉をしていきます。
値引きがしやすい物件⑤事故物件など告知事項のある物件
最近では高齢化社会の影響で 孤独死なども増えてきています。室内で倒れてそのまま亡くなってしまったり、お風呂で倒れて亡くなってしまったなどの物件も増えてきています。
先日見学に行った物件も高齢者が亡くなって2週間程経過して発見されたアパートの見学に行きました。既にクリーニングなどもされていて、においも全くしないのですが、畳に茶色いシミが付いていました。やはりこの場所で亡くなったということでした。
元々、不動産屋から話しを聞いていましたので、ビックリはしませんがあまり気持ちのいいものではありませんよね。。
浴室で自殺のあった部屋
他にも室内で自殺した物件なども見学したことがありますが、話しを聞くとちょっと怖くなります。浴室内で扉の内側からガムテープで目張りをして練炭で自殺をしたとのことでした。
管理会社の話しでは、20代前半の女性でとても明るくて感じのいい娘だったようですが、失恋をしたことが原因で自殺をしてしまったということでした。
職場の上司が仕事に来なくて連絡もとれないことを心配して、管理会社立会いのもと室内に入ったところ浴室で亡くなっているのが、発見されたそうです。
亡くなってからしばらく期間は経っているのですが、当時のままになっていて浴室ドアは壊れて外れていて、ガムテープも貼ったままになっていました。
管理会社の話しによると200万円から300万円位のリフォームが必要で、しかも家賃を大幅に下げないといけないということでしたので、売主はそのまま放置していました。一棟のアパートなので、その部屋以外の収入で運営ができることから何もしなかったようです。
室内で亡くなった痕跡がある場合は、大幅値引きの材料にする
どちらの物件も亡くなったことがわかる痕跡が残っているので、大幅な指値が通しやすくなります。クリーニングしているのに、なぜか畳のシミをそのままにしていたり、浴室も亡くなった当時のままにしていることが、自殺などのイメージをしやすくなってしまいます。
畳を1枚変えればわからなくなりますし、浴室もドアを変えてクリーニングすれば、20代前半の女性が住んでいた部屋なので、元々キレイな物件であることから、印象は全然違かったはずです。
首や手首を切って血だらけになっているなどではなく、練炭で亡くなって浴室のドアが外れている位なので、管理会社の言うリフォームに200万円から300万円もかかるはずがありません。売主は相当物件に興味がなく、現場も見に行ってないことから放置したのだと思います。
リフォームにかかる金額を考慮に入れた上で、大幅な指値を入れることができます。室内で亡くなった痕跡を探して指値の材料に使います。
値引きがしやすい物件⑥近隣に嫌悪施設がある
近隣に嫌悪施設があるというのも値引きの材料に活用ができます。墓地や葬儀屋があったり火葬場や暴力団の事務所があったりというものです。
このような施設があると嫌がる方が多いので、あまり気にならなければチャンスになります。ただあまり気にならないとしても、不動産屋と交渉している間は、嫌だということにしておく必要はあります。
近隣で事件や事故があった
物件自体には直接の影響はありませんが、隣の物件で有名な殺人事件があったというのも見たことがあります。ニュースにもなって近隣の方々には有名ではありますが、他のエリアの人であれば全くわかりません。
大島てるという事故物件が掲載されているサイトを見ると事件があった物件に炎マークがついていて、クリックすると内容が表示されるので、あらかじめ調べておき不動産屋に質問すると不動産屋も事件のことをいろいろと教えてくれます。
隣とはいっても怖い雰囲気がして気持ちのいいものではありません。また治安も良くないのではないかということで値引きの交渉をしていきます。
不動産を安く買う方法!値下げ交渉がしやすい中古物件6選!のまとめ
不動産のなかでも値引き交渉が通りやすい物件と通りにくい物件があります。物件の見学中にも値引き交渉をするための材料を探していくことがコツになります。売主側の状況や考えも予想しながら、駆け引きを行うという心理戦になってきます。
コツとしては、その物件を欲しがっている素振りはあまり見せないようにして駆け引きを進めていくことがポイントです。本当はものすごく欲しくても、表には出さずに交渉の材料となっているものが原因で購入するかしないかを悩んでいて、価格の折り合いが付けば契約するという本気度もだしておきましょう。
売主・不動産屋との駆け引きを制して有利な取引ができるように交渉を進めていけば、大きな金銭的なメリットを得ることができます(^-^)今回紹介したような値引きのしやすい物件を探していくと意外とあるので、不動産を安く買うことを考えていることはチャレンジしてみることをおススメします(^^)/
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