住宅ローンの審査に申し込みをしたいけれど、審査に通るかどうか心配ですよね。気に入った不動産が見つかったとしても、審査に通らなければ購入することはできません。
住宅ローンの審査が通らなかった人達の理由はどのようなものがあるか事例を紹介します。これから住宅ローンを申込する方や、以前審査に通らなかった方は参考にしていただき、次の申込をする時の参考にしてください。
目次
住宅ローン審査に通らない理由は教えてくれない!
住宅ローンの申込を受付しても、審査に通らないケースは結構多くあります。通らない理由については、銀行などの金融機関は教えてくれません。審査基準に関わるものであることから、内容を伝えてはいけないと決められていて、「総合的判断」という理由で断ります。
実際には、どのような理由で住宅ローンの審査に通らないことがあるのか?そして、その際の対応方法をシン・ブログが事例を紹介します。
住宅ローン審査に落ちた理由!返済比率が超過している
住宅ローン審査に通らない理由で1番多い理由が、返済比率が審査基準を超過していることです。各銀行などの金融機関ごとに、返済比率の審査基準が定められていますが、その基準内におさまらず返済比率が基準を超過してしまうと審査に通りません。
金融機関側としても、せっかく住宅ローンの申込を受け付けしていることから、なるべくなら断らずに利用してもらいたいと考えていますので、なんとか審査を通す方法はないかといろいろと探しています。
返済比率についてはこちらで詳しく説明しています↓↓
返済比率(返済負担率)の計算方法は?基準に収まりやすくなる方法?
返済比率を抑える3つの方法についてまだ読んでいない方はこちらをご覧ください↓↓
返済比率を抑える3つの方法!クレジットカードが審査に与える影響⁈
以下のような質問がある場合は、返済比率を基準内におさめようとしている可能性が高いので、金融機関側の質問に合わせて申込内容の変更をすれば審査に通る可能性も高くなります。
返済比率が超過している場合には、①借入期間を延ばすことはできないか?②配偶者の収入合算ができないか?③自己資金の増加や親からの資金援助により申込金額を減らすことができないか②配偶者の収入合算ができないか?④クレジットカードや自動者ローンの完済や借り換えによって年間返済額を落とすことができないか?をヒアリングしてきます。
返済比率超過①借り入れ期間を延ばすことができないか?
住宅ローンの借り入れ期間は、一般的に最長35年までローン を組むことができますが、20年や30年といった少し短い期間で申込を受けるケースがあります。
借り入れ期間を短くすることで、利息の支払い金額をおさえることができるので、短い借り入れ期間を設定する方や、60歳や65歳の定年退職時に完済をすることを考慮した期間で設定する方もいます。
しかし、借り入れ期間が短いと年間の返済額が上がってしまうことから、返済比率を超過してしまうことがあります。
住宅ローン の借り入れ期間は、最長35年まで設定できますが、何歳までに完済しなければならないという完済時の年齢も影響してきます。
完済時の年齢が76歳や80歳など決まりがありますが、これは住宅ローンに付いている団体信用生命保険が受けられる年齢によって決まっています。
団体信用生命保険が76歳や80歳で受けられなくなってしまい保障がなくなってしまうことから、76歳や80歳までに完済することといった上限が設けられています。
従って35年間の住宅ローンを組めない場合もありますが、最長の期間に延ばしたうえで返済比率が基準におさまるかを検討して、借り入れ期間を延ばすことができるかを確認をしてきます。
返済比率超過②妻など配偶者の収入合算ができないか?
夫が単独で住宅ローンの申込をしていて、返済比率の基準を超過する場合は、配偶者である妻の収入合算ができないか?を金融機関側は確認してきます。
収入合算するにも条件があり、正社員でなければいけない場合や、契約社員や派遣社員でも大丈夫であったり、パートでも収入合算可能であったりと金融機関の審査基準により異なります。
また勤続年数が3年以上必要であるなどの条件もありますが、収入合算がすることができる場合は通る可能性は高いですが、できない場合は審査を通すのは難しいかと思います。合算できる条件を金融機関に確認しておき、次回申込の際には合算できる状態にしておくという方法もあります。
返済比率超過③申込金額を減らすことができないか?
返済比率が基準を超過してしまう場合には、申込金額を下げることによって、返済比率を基準内におさめることができないか検討してみます。
返済比率の基準におさめるためには、いくらまでの申込金額であれば大丈夫かを計算します。仮に300万円申込金額を減らせば返済比率の基準内におさまるのであれば、300万円を自己資金として出すことができないか?を確認してきます。
あまり本人の自己資金で300万円を出せることはないのですが、株や投資信託で運用していて自己資金として考えていなかったお金などを出せるケースもたまにあります。
多いケースとして、親からの資金援助を受けて自己資金の追加を出すということもあります。申込金額を減らして融資承認が出ることを減額承認と言ったりします。
返済比率超過④他のローンの完済や借り換えをすることができないか?
返済比率を計算する時に、住宅ローン以外のローンも含んで計算しています。クレジットカードや自動車ローンなども含まれていますので、その借り入れを完済することで返済比率を下げることができないか検討します。
自己資金での完済が難しい場合は、借り換えができないかヒアリングして、自動車ローンやクレジットカードの借り換えを行います。
ここでの注意点として、銀行などの金融機関は、審査の際に個人信用情報を見ていますが、信用情報の内容を申込人本人にも伝えることはできません。
あくまで申込本人から借り入れ内容を言ってもらわないと話しが進みませんので、金融機関側から質問がでた場合は正直に話しましょう。
クレジットカードの利用明細や自動車ローン の返済予定表の提出を求められた場合は速やかに提出して、金融機関側の提案に合わせていけば住宅ローンが通る可能性は高くなります。
住宅ローン審査に落ちた!審査が通らない理由のまとめ
住宅ローン審査が通らない理由として、返済比率超過が1番大きいです。しかし、返済比率超過であれば、その問題を解決すれば審査が通る可能性が高いですので、金融機関の質問の意図や提案に耳を傾けて、審査基準におさまるように申込内容を変更してみましょう。
住宅ローンの審査に通らない理由と対応策を記載しています。こちらをご覧ください↓↓
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