賃貸募集をしていると生活保護受給者の入居希望がある場合もあります。生活保護を受給している(申請している)ということは、生活が苦しく保護を受けている方になりますが、滞納などのトラブルはあるのでしょうか?
シン・ブログはこれまで生活保護の方々の入居を数多く受け入れています。賃貸経営での参考にしてもらえるとありがたいです^_^
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目次
生活保護受給者の入居って実は安心⁈住宅扶助の代理納付とは?
築年数の古いアパートやマンション、戸建で賃貸経営をしていると不動産屋から、生活保護を受給している方の入居希望がありますが大丈夫ですか?と聞かれることがあります。
シン・ブログとしては、これまで何人も生活保護の方に入居してもらってきてますので、全く問題ないですよ〜と回答しています。
生活保護受給者の方は、高齢で年金の受給額の少ない方や体調を崩して仕事ができない方、精神疾患の方、シングルマザーの方など様々な事情があります。
これまで入居した方の中には、精神的に病んでいて腕にリストカットの跡がたくさんある方もいました(^_^;)3年程で退去してしまいましたが、室内はとてもキレイでしたしトラブルは全くありませんでした。
生活保護受給者の中には家賃の納付が遅れてしまう方もいましたが、生活保護の方は家賃を支払わないと生活保護を止められてしまうこともあることから、ちゃんと支払いしてくれます。
生活保護の住宅扶助の代理納付とは?大家が直接家賃をもらえるの?
生活保護には代理納付という制度もあり、家賃分を直接大家(管理会社)に支払いを受けることができますので、活用することで滞納の心配はなくなります。
先程の納付が遅れてしまう方についても、役所に連絡を入れて申請用紙を取り寄せて振込先口座や家賃の金額のわかる賃貸借契約書のコピーを添付して手続きすることで、簡単に代理納付に切り替えることができました^_^
生活保護の住宅扶助限度額で相場より高い家賃で入居が決まる⁈
生活保護では、自治体ごとに家賃扶助の上限が決められています。その上限金額で賃貸契約を結ぶと近隣家賃よりも少し高めの金額で契約することができることがあります。
例えば他の部屋は40,000円の家賃で入居しているのに、生活保護の方の場合は家賃扶助の上限額の46,000円で契約になるといったことがあります。相場よりも少し高い家賃でも契約が決まることもあり、お得に運営ができるというメリットもあります。
生活保護受給者は退去がしにくく入居期間が長くなる⁈
生活保護受給者が引越しする際にはいろいろと条件があることから、引越しすることは大変になります。引っ越しがしずらいということは、大家側から見ると退去せずに長く住んでいただけるのでありがたいですよね(^-^)
特に高齢の生活保護受給者の場合は、引越しする作業自体も体力的に大変になるので長く住んでいただける傾向が強いです。高齢の方が退去する際の理由は病院に入院したり施設に入るということが多いです。
高齢の生活保護受給者の中には、近隣の病院から不動産屋へ紹介されているというケースもありました。その病院に入院していたのですが、体調が回復して入院する必要は無いけれど、住む場所も無いという状態です(・・;)
単身で高齢の入居者の場合は、部屋で倒れてそのまま亡くなってしまうなど孤独死が発生する可能性もあることから、受け入れしたく無い大家が多いと聞きました。
もちろん孤独死などが発生する可能性は高くなりますが、そのようなリスクを受け入れることでリターンも大きくなるかと思っています。大家は人が生きていくのに必要な「衣・食・住」の「住」を提供している社会的に意義のある役割を担っています。
部屋探しで困っている方がいる場合は、積極的に住居を提供してあげるだけでなく、なるべく快適に生活ができるようにきれいな状態にしてあげるなど大家としてできることを行うことが大切であると考えています。
もし孤独死が発生することが不安であれば、孤独死のリスクをカバーする保険もありますし、実は生活保護の場合は、体調などの様子を見に福祉事務所からケースワーカーが2週間に1度など定期的に来て面談を行っています。
もしも部屋で倒れてしまったとしても、長期間発見されないということはありません。ケースワーカーとの面談により体調管理もこまめに行われていることから、場合によっては生活保護を受けている方の方が、受けていない方よりも孤独死のリスクは少なくなるかもしれません。
生活保護受給者の入居を拒否する大家は損してる⁈トラブルはあるの⁈のまとめ
生活保護受給者の場合は、家賃の滞納リスクが少なく、長期間入居してくれる可能性があります。そして、他の部屋への引越しもしずらいことから入居中のトラブルも少ない印象です。
生活保護を受給している入居者を受け入れることで賃貸経営が安定的に運営できる場合もありますので、あくまで自己責任にはなりますが、なるべく拒否せずに受け入れることをおススメしています。
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